私は10数年前にうつ状態で心療内科に通院していたことがありますが、主治医にこう言われました。「あなたの場合は病気というよりも性格と環境だから」。
当時は意味がよくわからなくて、「とりあえず病気(治療すればいつかは治るもの)ではないんだな」と少しがっかりしたものです。最近、発達障害の特性(苦手なことや得意なこと)について知る機会を得て、「私は発達障害なんじゃないか」と思うようになりました。正式に「発達障害」と診断されたわけではありませんが、発達障害要素を考慮すると自己理解や他者理解を少し進めることができ、少しは生きやすくなったと思っています。
安い仕事も取っていくことにする
定期的な出費増が決定したので、節約と増収に取り組むことになりました。いままでは「コスパが悪い」と敬遠していた仕事も受けていくつもりです。
ただし、安くて非効率、スキルにもならない仕事に忙殺されて、本来やるべき勉強や仕事がおろそかにならないように!
優先順位の見きわめと、自分のキャパ(気力体力、時間、知識経験など)でどれだけやれるかの見きわめを忘れないように!
優先順位を見失い勝ちなので注意!
優先順位がつけられない、思い付きで行動して逸脱しやすいのは発達障害の特性らしいです。
発達障害セルフチェックをやってみたら、私はけっこう該当しました。いままで「なんだかうまくいかない」「よくわからない」「自分の性格に原因がある」と思っていたことも、「発達障害傾向があるから苦手なことがあるんだな」と考えると超納得。
発達障害について知識を得ると、自己理解や他者理解につながり、少しは対策できるようになります。
なんの問題もなく生きている人はともかく、「なんだか思い通りにいかない」「人の気持ちがわからず人間関係がうまくいかない」と感じている人は、発達障害をテーマにした本や娯楽作品に触れてみると良いと思います。
自己診断と正式な診断は違うもの
正確には、発達障害の診断は医師が行うもので、素人判断できるものではないそうです。ただし、大人になってから受診しても子ども時代の状態などがわかる資料が揃わないなど、診断基準をすべて満たすことができなくて、発達障害の診断が下りない場合もあるんだとか。
また、「障害」と認められるのは、その障害や特性が原因で生活や仕事に大きな支障が出ており、公的な支援を必要とする場合です。私は、環境に恵まれているおかげでもありますがなんとか生活も仕事もできているので、「障害」とはいえないでしょう。
でも、グレーゾーンではあると思っています。どの程度かはさておき、決してバランスのいい人間ではないです。
発達障害セルフチェックをやってみて!
専門医に発達障害かどうかを診てもらうと、かなりの費用がかかるようです。また、メンタル系の病院は数が限られてなかなか予約ができない、メンタル系の医師でも発達障害に関する経験豊富な医師はまだ少ないとも聞きました。
(子どもの場合は早期発見して療育につなげやすくするためのシステムが整いつつあるようなので話は別ですが)
「自分は発達障害かも?」「自分の家族や友人、同僚や部下は発達障害かも?」と気になっている方は、まずは無料でできるセルチェックを試してみることをおすすめします。
(アプリ)「発達障害チェッカー」(無料)|一般社団法人発達障害支援アドバイザー協会