2リットルの水を買っちゃうと発達障害特性?

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ADHD衝動性

TikTokの「デコボコベース」の配信で「へえ!」と思ったのでシェアします。安いからといって後先考えずに大きいサイズを買ってしまうのはADHD特性があるんだそうです。私も断然、大サイズを買うタイプです…

デコボコベースとは?

発達障害のある方が対象の支援サービスを提供しているデコボコベース株式会社の運営チャンネルです。https://www.tiktok.com/@decobocobase

デコボコベース株式会社 発達に凸凹がある方が社会で活躍する。 児童支援・就労支援を全国230拠点で展開中! 私たちにご相談下さい!デコボコベース

TikTokではスタッフさんへの講習風景?動画で、発達障害の特性や対応のコツなどを具体例を挙げて見せてくれるので、面白くてわかりやすいです。

動画”特性のかけら”で判断するようです

「これやってる人発達障がいかも!?」シリーズ動画の1つ。
会議など人が集まる場所に「水を持ってくる」設定で、安いからといって飲みきれないサイズの水を持ってきてしまう「後先を考えない」ところはADHD(注意欠如多動症)の特性、「周りの人がどう思うか気にしない」ところはASD(自閉スペクトラム症)の特性の「かけら」である、という話をしています。

また、「水をしまってください」と言われた時のしまいかたにも特性が出るそうです。

ADHDの「衝動性」について理解できた

ADHDの主な特性は「不注意」・「衝動性」と言われています。
なんとなくわかるような気がするものの、具体例を挙げてもらえるとさらにイメージしやすいですね。

衝動性とは「思い付きによる言動が多い」こと

衝動性とはざっくり言うと「思い付きによる言動が多い」ことです。
衝動性をコントロールできないと、人と会話していて何か思いついた途端、相手の話とかみ合わない返事をしてしまったりすることがあります。また、「自分がいま感じたこと、考えたことを言いたい!」という気持ちが強すぎて「相手がどう受け止めるか」を予測できず、不適切な発言をしてしまうことも…
その結果、「家族」「友達」「恋人」「同僚や上司」「お客様」など、良い関係を維持しなければいけない大切な相手とうまくいかなくなります。人間関係のトラブルが多く苦手意識を持ってしまっているせいで、日常生活にも人間関係や仕事にも消極的になったり失敗したりと、支障が出がちです。

衝動性が強いと後先考えられずに行動してしまう

人間関係を円滑にするには、「相手がどう思うか」など、相手の立場や性格、状況などを考慮した上で、相手に負担や違和感を与えないような発言や行動をする必要があるでしょう。少なくとも、ふだんの生活や人間関係、仕事をトラブルなく進めるためには。それが「マナー」であり「思いやり」なのでしょうが、悪気がなくてもそれがなかなかできないのがADHDの特性「衝動性」だと思います。

私も母によく言われたな…「あんたは思いやりがない」と。そう言われてショックだったし傷ついたけど、「どうしてそう言われてしまうのか」はわからなかったし、考えようともしなかったな…
ADHDの特性について少し知識を得た今では、「なるほど…」と思いますが。

人間関係以外、つまり自分ひとりの行動の「衝動性」は、「これを最後までやりきれるか」の見通しが甘く、その時の「いい!」「お得!」「やってみたい!」「気になる!」優先で行動してしまうことです。私の場合は

  • 使い切れないほどの食材を「安いから」「買い物を効率化したいから」と買ってしまう
  • 食べきれないほどの作り置きを「調理を効率化したいから」と作ってしまう
  • 「この本は絶対役に立つ!」と思って購入するが、持ってるだけで満足してしまう
  • 「この便利グッズがあれば絶対役に立つ!」と思って(同上)

などです。これは「めんどくさがり」「せっかち」「気が多い」「貧乏性」な性格ゆえだと思っていましたが、ADHDの「衝動性」もあるかもしれないんだなあ…と今回の動画を見て思いました。

発達障害特性の理解が自己理解につながる

発達障害と診断されるには専門機関で検査を受ける必要があり、けっこうな費用がかかります。私の場合は、なんとか自分が生きやすいライフスタイルを確立できているので、正式な診断を得て障害者として公的支援を受けようとは考えていません。(障害者も2級以上でないとほとんど支援対象にならないそうですし)

なので、私の場合はセルフチェックによる自己診断で「グレーゾーンだろうな」と思っています。ほぼ正常に近いけど、「なんだかうまくいかない、うまくできない」ことが多く、40代でうつ状態になって心療内科に数年間通院していたこともあります。

当時(2010年前後)の主治医に言われた言葉「あなたの場合は病気というよりも性格と環境」。当時は意味がよくわからなかったのですが、「薬や休養で治る病気ではない」という意味ではあったと思っています。当時はまだ発達障害という言葉も知られていなかったですが、もしも現在のように発達障害に関する情報が多ければ、私はもっと早く自分の生きやすいやり方を見つけられたかもしれません。

ADHDの衝動性に打ち勝つ!

発達障害の特性は「誰にでもある程度はあてはまる」ものもありますし、発達障害の程度もいろいろです。でも、発達障害特性を知って理解すると、自分の苦手なことや失敗しやすいことを客観的に理解できるので、モヤモヤとした不安や悩みが減り、対策を考えることができます。

とりあえず、私は「衝動性に打ち勝つ!」を目標にすることにしました。具体的には「買いすぎない・作りすぎない・あれもこれもと手を広げすぎない」に気をつけてみたいと思います!

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